だから、卒業式のあの日―


「…グスッごめん…ごめん…」


目にいっぱいいっぱいの涙を溜め、亜美は私に付き合ってる人がいたと話した。


亜美の隣にいた人物…

それは、私の彼氏であった奏嗣。


そう、奏嗣は二股をかけていたのである。
私と奏嗣が付き合っているのを知っているのにも関わらず、また、自分も奏嗣と付き合っていた亜美。


私は一気に2人に裏切られたのだ。


「…ルナ…ごめ…っウッ、ルナ…」