「俺、結婚する」


ズキッと心に何かが刺さった。


「相手は?」


彼は言うのをためらっていた。
私はそれで悟ってしまう。


「…亜美なんだね、わかりやすい」


彼は頷いた。


亜美とは私の親友…"だった人"


高校の頃はずっと一緒にいた。
亜美には何でも話せた。

ずっと親友、そう思ってた。