「あははは。なぁにそれ?おっかしい~」


普通にファーストフードで良かったのだが、

くるみのおススメとかでオシャレなカフェになっていた。

まぁ、それは置いといて。
なんか男子高校生が行くとこじゃねーけど。


「笑うなよ。俺も入学式早々、男に告られてしかも復讐されるとか言われて参ってんだから。」


「あははゴメンゴメン。でも本当に不思議な子だね。よっぽど遼一くんのこと好きなんじゃない?」

くるみはお茶を飲みながら楽しそうに話す。


「好きってさぁ、今日初対面だぞ。」

「前にどこかで会ったんじゃない?」

「会ってねーよ。一応かなりの美少年だし。記憶に残らないわけない」

「じゃぁ、入学式の挨拶だ!」

「なんで俺のあんな捻りの無い挨拶で惚れるんだよ。そんなんだったら苦労しねーわ。」

「それもそうね。」


あれ、素直に納得された。



「入学式の挨拶はカッコ良かったよ」




「え!?」


「どしたの?」


「いや・・・」


なんか・・・さっきガラス越しに声が・・・


パッと反射的に振り向いたが誰もいない。



気のせいか・・・。