『・・・以上、これまでのキングダムズの史上最悪なる歴史よ。

わかったかな?』


「いや・・・わかったかなって・・・。」


お前今何時だと思ってんだ?


「あー!ごめんなさいね。もうな5時ねー」

「12時に寝よう思ったら電話かかってきて・・・

あとちょっとちょっと言うて・・・お前・・・」


ベタに小鳥がチュンチュン言ってんじゃねーか。

「まぁいいじゃない。

アンタ、キングダムズに狙われてるんだからー。

これくらいわかっときなさいよ」


「だからってぶっ通しで言わなくてもいいだろ!?

ライオンだって語り魔だけどお前ほど・・・」

『ライオン?』

あっ・・・。

ヤバッ・・・。

『アンタ今ライオンって言ったわよね?

ライオンって、あのライオン?』


眠すぎて頭がクラクラしてた!!
やばい、完全にヘマした・・・

『どーいうこと。

説明しなさい』



「は?ライオンって俺のダチだけど?」

「え!?アンタ何、あのライオンと友達なの?」

「だからぁ、ライオンっていうあだ名の奴がいるんだって」

「なんでライオンなのよ」

「大西ライオンに似てるから」

「はぁ・・・?」