あのコのひみつ＾_＾

「犯罪組織、キングダムズって知ってる？」

「あぁ、犯罪王子とｶﾝｹｰしとるやつだろ。

さっきのもキングダムズとかのが絡んでたんだろ。さっき散々言ってたじゃん、なんで今更聞くのか」


「その組織にアンタは今狙われてるの！」


・・・はぁ！？


「だからあたしの弟がそっちに泊まってるのを怒って連行したとかぜーんぶ小芝居。

急に警察が保護しますなんて来てもそんな性格じゃぁ来てくれないと思ったから。」

「は？じゃぁ光が俺ん家に来てんのも」

「芝居じゃないわよ。
光がなんかアンタ家に泊まったからさ、ちょうどいいかななんて思って。」

「・・・」

「そしてキングダムズの事件が起きたし、我ながらナイスタイミングでしょう。」

「ちょ、俺がキングダムズになんで狙われてるんだよ！？
しかも狙われてる奴を事件現場に連れ込むなんておかしい・・・」

「なんで狙われてるかは知らない。
向こうから『日向亮を狙う』って連絡がきたの。」

はぁ！？

「だけど狙われてるとはいえ貴方はキングダムズに繋がる唯一の人物。

だから私の側から離れないで欲しいから、無理についてきてもらったのよ。」

「普通そこは・・・保護とか」

「あなたが狙われてることは私を含めて小数しかいないの。
だからあの場には貴方が狙われていることを知ってるのは私しかいなかった。

それに貴方と一緒に事件現場に突入して大目玉の犯罪王子に出くわしたら何かわかるかなと思って」

「んな無茶なっ」


「とりあえずそういうことだからっ」

「・・・」

「君がどうして弾を避けれる技術があるのかとか、なんで銃の撃ち方を知っていたかとかはあえて聞かない」

「はぁ」

「そのかわり、君は狙われているんだから、私と共に行動しなさい！

いいね！？」

「はっ？なんで？」

「だから、例えあなたがキングダムズに関する秘密を握っているとしても、今は何も聞かないで保護してあげるから、私と一緒にいなさい！

いいね？」