その時だった。

日向亮は私の手を握り、立ったのと擦れ違うように私の足を引っかけ、私を地面へとうつむきの状態で倒した。

「きゃっ・・・」

悲鳴を上げる間も無く、日向亮はうつむきになって倒れている私の腕を捻らせる。

「いっ・・・」

コトッッ


あまりの痛さに、握りしめていた思わず銃を落とす。

亮は床に落ちた銃をすばやく拾いあげ



「・・・なんで俺をこんなことに巻き込むんすか?」


と、私に銃を押し付けながら、
今まで見たことのない人を殺しそうな目で私を睨んだ。



・・・やっぱりコイツ!!!