いじめのその先

「また会える。」

「え?」

「あのメンバーならまた会える。ーってか智一辺りが週一ぐらいで収集かけそうだしな。」

「・・・ふ、ふふふ。」

確かに想像したらそうなる気がしてきた。

「うん、そうだね!星也もたまには良いこと言うじゃん!」

「たまにはって。。」

星也のおかげで元気が出てきた私は、再び手すりへ身体を向けた。

「さて、ここともお別れかぁ~。・・・ゆき、今まで色々話聞いてくれてありがとう。これからもよろしくね。ゆきはずっとずっーと私の親友だからね。ありがとー!!」

「・・・」

「・・・さ、もうそろそろ行こう。」

ドアに向かって歩きだし、ノブに手を伸ばそうとしたとき
何かが私を包んだー。