夢をみた


悪夢


『…い…唯…


ゴメン……俺……


立川のことが……好き』


『ヤダよ……離れていかないで…


一人に……しないでよ……ッ』


『…クスッ
だから言ったじゃない


あんたが邪魔だって』


『いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!』


「…い…唯…唯!」


「…ハア…ハア


仁ッ…」


「大丈夫か?
魘されてたけど……」


当たり前だよッ


「…仁がッ……あたしから離れて、歩
のところに行っちゃう夢見たの…
離れていかないで……
お願いッ…」


あたしの目から涙が溢れた


これは本音


仁にだけは…仁にだけは…離れていっ
てほしくない


「…当たり前だろ?


てか、俺が離れられないから……
それ位唯に溺愛してんだよ…」


「ん
よかった…
大好き……仁」


仁があたしを抱きしめた


「俺は愛してる…」