ここは俺の教室


授業の時間なんかとっくに過ぎている
のに担当の教師が来ない


クラスもざわついている


「仁……君…」


松沢とやらが泣きそうな声で俺を呼ん



「どーしました?」


すると松沢は驚くべきことを口にし

















「唯が……いないのッ」


えっ?


「唯が行方不明なのッ
だから先生が今探してるのッ」


唯ッ!


気がついたら廊下を走ってた


すると松沢は


「あたしも行く
走ってる間にあたしが知ってることは
全部話す」


「ああ、頼む」


俺は松沢から全て聞いた


許さねぇ


ぜってぇ許さねぇ