聞きなれた、冷たい廊下を歩く足音を聞きながら。


静かにまぶたを閉じた。




自分で手放そうとしているくせに、
こうなると手の汗が止まらない。



本当は怖い。



私は自分で思っているよりも、きっと彼に依存していたのだろう。




でも、もう終わりにしなくちゃ。






_____朝、私はリョウスケに「帰り、教室で待ってて」って言った。