「光太!」 「な、なんだよ」 急に俺に名前を呼ばれて、ビックリしたのか、目が見開いていた。 「ちょっと来い」 俺が呼ぶと、素直にこっちに来た。 「ん?なんだ?」 「コンパス交換しね?」 「は?なんでだよ―」 チッ。 素直に交換しろよ。