涙をこらえながらあたしは自分の部屋にもどった。





そして、机の引き出しからカッターナイフを取り出した。









カチカチ――――










刃をだして、右手首に押し付けた。









ポタポタ……。








床に血が落ちる。










いたくなんかなかった。









あたしは生きてるんだと自覚した。











あたしはリストカットをしてしまった。