「それって、お兄ちゃん?」




「違うよ。君のお兄さんじゃないよ。」




丸場さんは、とても良い人だけどそれだけ。



それ以上の、感情は出てこない。




それに、昨日だって後場さんとやるつもり全然なかったし。





でも、あれを事故とは思いたくない。





一時の感情でも、それでも私を求めてくれた事が嬉しかったから。





「じゃ、仕事場が同じの後場さんっていう人?」




そう言いながら、飾っていた写真縦を持ってくる。





「何で、名前知っているの?」
写真は、ともかく何で・・・。