鍵を、ポストに入れてその場をさる。 一度、アパートに戻り着替えをしに行く。 アパートに戻り、部屋に入ろうとすると。 「あれ、秋晴くん?」 隣には、ランドセルを抱えながら体育座りしている秋晴くんがいた。 「あっ、お姉ちゃん。」 まだ、丸場さん帰ってないのかな? 「学校は、どうしたの?」 「うん、休みました。お姉ちゃんは、どこに行ってたの?」 言えない、こんな純粋な子供に。 「ちょっとね。まだ、まるっ・・・お兄さんが帰ってないなら、私の部屋に来る?」