「寂しかったら、何かしてくれるの?」
それは、少し寂しそうに微笑んでいた。
それは、まるで幼い子供が静かに母親にねだるような声をしていた。
今だけ、この人の寂しさを埋めてあげたい。
「後場さんが、望むなら・・・わたしは。」
ゆっくりと、唇を触れそのまま・・・私は後場さんの流された。
でも、それは一時の流れでしかなった。
次の日には、隣に寝ていた後場さんはいなかった。
今日は、後場さん仕事入っていたっけ。
午後からだった私は、シャワーを借りる。
早く帰ろう、どうせ。
一度しかない、甘い恋なんだし。
それに、私の恋はもう終わっている。
