天使と年上と年下

｢何で、だと思う？俺、わかんねーんだ。｣



そう言いながら、私の肩に寄りかかる。



えっ、何？何、この状況？



｢私に、聞かれても・・・。後場さんは、とても良い人だと思いますよ。｣




心臓が、激しく動く。




鼓動が、後場さんに聞こえてしまうくらいにドキドキが止まらない。




ヤバイよ、こんな状況だと誤ってそうなっちゃいそうな雰囲気になってるよ。




それだけは、絶対に・・・でも。




後場さんなら、そうなっても良いかな？



｢寂しいですか？一人でいるの？｣




目を合わせ、じっと後場さんを見つめる。