天使と年上と年下



後場さんって、料理できるんだぁ。



知らなかった。




「私も、何かお手伝いしましょうか?」



料理なら、少し出来るし。





「大丈夫だよ、ゆっくりしていて。」




そう言われ、私は大人しく後場さんを待つ。




しばらくして、後場さんは料理を持ってきた。




「美味しそうぉ。」




かなりの、腕前。




「前に、レストランでバイトした事があるんだ。」




そう言いながら、グラスにさっき買ってきたお酒を入れる。