天使と年上と年下



「あっ、えっと・・・。あきほ店のそばの、アパートです。」




あきほ店、私が住んでる所と近いのかな?



秋晴くんの、言っていた所まで行ってみると。



ここって、私が住んでいる所と同じなんだぁ。




「私と同じ所に、住んでいるんだね。」




階段を、上り・・・へぇ?



「ここって・・・。」




秋晴くんは、隣に住んでいる丸場さんの弟さんだった。




どおりで、見たことある顔だった。



ガチャ




「お兄ちゃん、ただいま。」




秋晴くんは、嬉しそうな顔をしてドアを開ける。