それから毎日毎日、和真とメールしていた。 学校では、空美は授業中に送るのに、決まって和真からは授業後の休み時間に返事が来る。 学校でメールが途絶えても、必ず放課後にはどちらかがメールをしていた。 〈うちら最近仲良し(笑)by空美〉 《たしかに(笑)by和真》 くだらない内容を、途切れずに続けられるのは、空美にとっては珍しいことだった。