彼は今までだってちゃんと私を見ていてくれた。そして、ちゃんと思ってくれたんだ。
ただ、私がそれに気付かなかっただけで、いつもいつもあんな優しい眼差しで見詰めていてくれたのかもしれない。
「ん?美優?」
巧さんに呼ばれはっとして我に返る。
「うんん、少しだけこうしてていいですか?」
彼の隣に腰を下ろし、彼の肩に寄り掛かる。
これからはこんな風に彼の隣で甘えてもいいんだよね。
もう遠慮とかしなくても、いいんだよね!
「なんか、今日の美優は甘えん坊さんだね」
写真を見る為にずっと目線を下にしていた巧さんは、私が彼の隣に居るというだけですっと視線を私に向ける。
そして、私の顔にそっと近付き額にチュッと可愛いキスを落とす。
「ずっと、一緒だからな」
「……あっ、はい」
突然ギュッと抱き付いてきて、私を胸の中に閉じ込めるとそんな台詞を呟いた巧さん。
私は急な出来事に頭が付いていかなくて、でも、でも心からちゃんと返事が出来たと思う。
大好きな大好きな彼の腕の中。
まだまだ二人の未来はこれからだけど、ずっとこんな感じに過ごせたらいいな。
ずっとずっと一緒に居ようね♪
end


