秘密の時間




◇◇◇



木枯らしが吹き落ち葉が舞う季節。


いつの間にか季節はあっという間に過ぎて、それでも私達は変わらずに一緒に居られて。


そして、ほんの少し二人の未来が現実になりつつあった。



今日は私の部屋の整理をしに、彼が家に手伝いに来ている。



「美優、これは?持ってくの?捨てるの??」


「えーと、捨てます」


「え!勿体なくないか?」



段ホールを目の前に、要るものと要らないものの分別をしている巧さん。


いつも会社では凛々しい表情をしてるのに、今ここに居る巧さんはほんの少し頼りなさげな顔をして手にした物を見詰めている。



結構貴重なそんな彼の姿に目を細目ながら、私もなるたけ荷物を減らすよう努力している。



そう、私達は一緒に住むことになった。



一足先に引っ越しを済ませた巧さん。



私もなるべく早く彼の元へ行きたいけど、なかなか部屋の整理が儘ならなくて。


でも、『年内には一緒に住みたいね♪』なんて話してたから、だから頑張って今日中に部屋を片付けなければならない。



やっぱり、クリスマスもお正月も一緒に居たいから。