そんな彼の甘い台詞にまた頬が熱くなる。 彼の胸に頬を寄せ目を閉じる。 トクトクと聞こえる彼の鼓動と、彼の熱にホッとしている自分がいる。 「美優、美優も聞かせて…」 その声に顔を上げると彼の真剣な眼差しにぶっかった。 「わ…わたしも、すき…です…」 美優…、そう呟きながら触れる唇。 ただそれだけなのに、ドキドキは益々加速する。 朝の食事をラウンジで頂き、それから部屋で少しまったりしてから帰宅の路についた。 勿論、彼の部屋に私も帰りその日はゆっくりとふたりだけの甘い甘い時間を過ごした。