えっ―…。
私の胸の内を読み取ったのか、彼はそう言いながら再び私を抱き締めた。
首筋に彼の吐息を感じ、背筋が粟だつ
そんな私に彼は少し意地悪をする。
「今、感じたでしょ」
耳元でそう囁かれ、私は再び顔を真っ赤にした。
彼はそんな私の頬に手をあて、私をまじまじ見つめる。
「…かわいい。
もう本当に、美優は俺を狂わす天才…」
そう言うと、ひょいと私を抱き上げ手近にあるソファーに座らせた。
「ルームサービスが来るまで、少し時間があるから、
少しだけいい？
美優が嫌だったら、無理強いはしないから…」
彼はそう言うとゆっくりと私の身体をソファーに押し倒した。
「美優、今日は最後まで…
もらうよ…」
