「その鍵をやるよ。」


そうやって光に照らされた男は
果てしなく続く白い階段から
キラキラと金に輝く鍵をあたしに投げた


「え…ちょっと待っ…」






「誠華っ!いい加減に起きなっ!」



「あー…はいはい。」



まただ…
最近同じ夢を見る
鍵を投げる男の夢……


………はっ!今日バイトだった‼‼



「いってきまーす」