あたしは少し考えて、首を横に振った。
「確かに、白神さんが言ったことは、あたしからしたら未知な世界でわけわかんないです。正直今も、理解できてないことありますし・・・けど怖くはないです。あたしが怖いのは・・・」
瞬間、頭の中で兄ちゃんの笑顔が思い浮かぶ。
「あたしが怖いのは・・・兄ちゃんが、あたしの事嫌いになっちゃったのかなって・・・いつもあたしのことを優先してくれてたから、嫌気がさしちゃって、あたしの前からいなくなっちゃったのかなって・・・そう考えたら怖くて・・・これからのことより怖くて・・・」
兄ちゃん。
一樹兄ちゃん。
あたしが悪いなら謝る。
バイトとかして、借金返済手伝うから
だから
置いてかないで。
一人にしないで。
怖いよ。悲しいよ。寂しいよ。
そばにいてよ。兄ちゃん。
そんなことを考えてたらまた涙が止まらなくて、白神さんのハンカチが濡れて行く。
「確かに、白神さんが言ったことは、あたしからしたら未知な世界でわけわかんないです。正直今も、理解できてないことありますし・・・けど怖くはないです。あたしが怖いのは・・・」
瞬間、頭の中で兄ちゃんの笑顔が思い浮かぶ。
「あたしが怖いのは・・・兄ちゃんが、あたしの事嫌いになっちゃったのかなって・・・いつもあたしのことを優先してくれてたから、嫌気がさしちゃって、あたしの前からいなくなっちゃったのかなって・・・そう考えたら怖くて・・・これからのことより怖くて・・・」
兄ちゃん。
一樹兄ちゃん。
あたしが悪いなら謝る。
バイトとかして、借金返済手伝うから
だから
置いてかないで。
一人にしないで。
怖いよ。悲しいよ。寂しいよ。
そばにいてよ。兄ちゃん。
そんなことを考えてたらまた涙が止まらなくて、白神さんのハンカチが濡れて行く。
