適当人間?!自由人?!マイペース?!

腕を強く引っ張られた。

「はっ、誰?!」

見上げたら男。うん、おっさん。

「お前櫻井か?俺は担任の新城だ。
入学式早々遅刻か、おらんから探したぞ。
もう始まってるけど、入学式はでなさい。」

担任か、でもこの人うるさい
てか今入ったら目立つ!最悪やー。

ぐいぐい引っ張られて体育館前。

「適当に後ろの席座ってたら大丈夫だ。」
「うん。」

私の返事を聞いて体育館を開ける。

ガラガラ

扉の開く音を聞いて皆の視線は私。

うわっ、帰りたい。切実に

心の声は聞こえない担任は
私の腕を引っ張りながら堂々と入る。

私も視線を無視して席に座る。

「ねーねー」
「おーい」
「聞こえてますかー」