今日も仕事だとメールには書いていたけど…



私は半信半疑…


結生を疑っていた。


車寄せに座り込み、考え込む。



「麻有ちゃん?」


仕事から帰って来たシンとリンに出くわした。


「お帰りなさい!」



私は立ち上がって、精一杯の笑顔で二人を出迎えた。



「…兄貴…今日も遅いの?」


「うん」


「メールはした?」


「結生から貰った…」


「そっか」
シンは安心したように息を漏らす。