なんとも表現し難い極上の幸せが俺の心に溢れる。



「麻有…唇にご飯粒が付いてる」


「え、あ…」


麻有が唇を拭う前に、俺が指でご飯粒を取ってやった。



「お前…ガキみたい」


「酷い…」


甘い雰囲気がすげぇ~テレ臭くていつもの意地悪が出てしまった。


でも、それでも俺と麻有を包む空気はスイーツのように甘い。



「愛してる…」


俺は何かに弾かれたようにまた、麻有に自分の想いを伝える。


「それよりもお粥…早く食べさせて」


「…本当に愛してんだからなっ!」


「わかったから…早く」