「・・・おまえみたいな貧乳女には欲情しない。やっぱ、パス…」
俺は苦し紛れの言いワケをして、麻有に背を向けた。


「貧乳女って??酷くない?」


「事実だろっ?」


「・・・」


俺は踵を返して、書斎に篭った。



身体は何だか…無性に麻有を抱き締めたがっていた。


煽りに煽られてどうしようもない。


俺は麻有を妻だと紹介して高揚しちゃってるし、


あいつの弱点を可愛いなんて思うし、



貧乳女なんて言って後悔してるし、



俺は麻有とこれからどうなりたい?どうしたいんだ?



俺の心の中はカオスのようにグチャグチャになっていた。