ひまわりの種

5・6分ぐらい歩くと、

小さな空き地についた。

陸人君はトントンっと私の肩をたたくと空地の奥の方を指差した。

指が示す方を見ると、

そこには、男女1人ずついた。

陸人君の顔を見ると笑って手を振っていた。

きっと、あの人たちなんだろう。

変な目で見られたりしてないかな。

そんなことを考えていた。

陸人君と私はその2人たちのほうへといった。

陸人君は2人に何か話していた。

すると、陸人君が話していた女子が来て

私の顔を見るとにっこり笑った。

すごく髪が長くて、

背も高いし、大人っぽい。

まるで、どこかのモデルにも見えた。

その子は、何かジェスチャーをしていた。

私は、その子にノートとペンを渡した。

すると、その子はするすると何か字を書いていた。

【あなた、耳が聞こえないの?】

やっぱり、そのことを話していたんだ。

【そうです。

あ、私の名前は、井上蘭子って言います。】