那珂は大切なものの為ならキレるんだよな



『姫は…姫でしょ?姫の為なら僕は傷ついてもかまわないよ姫が僕らの側で笑っていてくれるならいくらでも姫の変わりに傷つくくらいどうってことないよ…それとも姫は居なくなって俺たちを後悔させて傷ついても平気なの?』


蛍が珍しく流加に怒ってる


それだけ蛍も流加を大切に思ってるって証拠だね



もう皆の覚悟は決まってるあとは流加の覚悟だけなんだ



それを伝えたくて流加に言う



『流加のバカ、俺たちの覚悟は固いよ、何があっても流加を守る、流加が逃げても必ず探し出す、俺らにとって姫は流加だけだから約束したよね絶対一人にはしないって』


流加は俺の胸で泣いてる


ただ泣きながら言ってくれた



『ごめんなさい…そしてありがとう、私は皆と居たい…側に居させて…側に居させてください』


これでいいんだもう離れない



いや離れられないから


絶対に流加を離したりしない



『当たり前』


その声が重なって部屋に響く


流加は笑ってただから俺らも笑ったんだ