dearest~最愛~

流加を追い込んでしまった


『ああ…大丈夫任せて』


俺は彼にそう答えた



部屋には目を真っ赤にしてる流加が居たい


『流加』


『恋…ごめんなさい』


流加は俺を見て言う


『ごめんなさいじゃ許されません』


何も言えない俺の変わりに那珂が言う



これも那珂の優しさなんだ本当は許してるのに許しませんって流加の為に言ったんだろ



『まあ姫も反省してるしねぇ』


そしてこうやって那珂に怒られてる流加をかばうのが蛍の役目



『マジ心配したんだから急に居なくなるなよ』



だから俺は流加に近づきそう言い抱き締めた


『じゃああとはよろしくお願いします、俺は彼女迎えにいくんで』

そう言い流矢は帰ってく


『流矢…ありがとう』


流加は帰る流矢にお礼を言った


『流加の為だからね』


彼も笑顔を流加に向ける



多分俺にはわからない二人の関係がそこにはあるんだと思った

でも嫌な気分にはならなかった


流加が彼を見ている目が兄貴を見ているそんな感じに思えたから