dearest~最愛~

本当は一緒の高校に通いたかったそんな俺の気持ちを知ってか知らずか蛍に言われてしまった

『そんなこと言って一番心配してるのは恋じゃんか』



『まあ送り迎えしますから俺が』


そう二人に言い俺は携帯でメール打つ



「帰り迎えに行くから逃げずに入学式出なよ」



それから俺は流加の学校が終わるまでギターを引いて暇潰しした




流加の学校が終わる少し前に彼女の学校に迎えに行く



しばらくすると彼女はすぐに校門から出てきた



そんな流加と話していたら流加を呼ぶ声



流加はその声を聞いて振り向いた



一瞬振り向かすのを阻止して連れ去ろうとも思った



だってそこには流加が大好きな彼と手を繋いでる彼の彼女だろう女の子が居たから




流加は振り向いてすぐ彼女の存在に気づいた



流加はやっぱりめちゃくちゃ切なそうな顔をしていた



そんな流加の隣に行きわざとらしく聞く



『誰?』



俺の質問に驚いた顔を一瞬した


まあ俺は幼なじみを写真で何度か見てるから知っている


それなのに俺がそう聞いたから流加はきっと驚いたんだろう