dearest~最愛~

多分嘘ついてもすぐにバレちゃうから


『切っちゃいました』


そう正直に話す


『なんで自分傷つけんだよ』


恋は辛そうに言う



『ごめんなさい…私消えた方がいいのかなって、皆の側に居たらまた皆を苦しめちゃうかなって…そんなこと考えたらいつの間にか切ってた』



勇気を出して素直な気持ちを話した


本当は怖かったけど流矢が言ってくれたから


決めるのは彼らだからって言葉を思い出して勇気を出した



『流加…言ったよね俺…離さないから覚悟しろって、わからないお前は俺らの姫なの何があってもそれは変わらない、だから逃げるなんて許さないよ』



那珂がキレてる…でもあの時みたいな怖い感じじゃなく優しい怒り



『姫は…姫でしょ?姫の為なら僕は傷ついてもかまわないよ姫が僕らの側で笑っていてくれるならいくらでも姫の代わりに傷つくくらいどうってことないよ、それとも姫は居なくなって俺たちを後悔させて傷ついても平気なの?』



蛍に聞かれて首を横にふる