dearest~最愛~

そんな私に流矢は言う


『流加さっきも言っただろ決めるのは流加じゃないって』



『うん…』


『ほら手当てしよう』


流矢は私の手首を手当てしてくれた


『もう二度とするなよ』


『うん』


『じゃあ学校行くぞ、その前に…』



流矢はそう言い携帯を出した


誰かに電話をかけてる


『話し終わりましたから…すいません待たせてしまって』


そう言い電話を切る


すぐに玄関が開きあわただしく足音がする


『流加』



恋が居た


『恋…ごめんなさい』


『ごめんなさいじゃ許されません』


那珂が言う


『まあ姫も反省してるしねぇ』


蛍が言ってくれた


『マジ心配したんだから急に居なくなるなよ』


恋はそう言い抱き締めてきた



『じゃああとはよろしくお願いします…俺は彼女迎えにいくんで』



そう言い流矢は帰ってく


『流矢…ありがとう』


『流加の為だからね』


そうまた変わらない笑顔で言う


ああ私はあの笑顔に惚れてたんだ


『流加…お前手首どうしたんだよ』


恋は包帯が巻かれた手首に気づき言う