dearest~最愛~

そうだって私は


『違うよ大切だからもう失うの怖いの…傷つけるのが怖いの』


そう大切だからもう失いたくない



『怖いからってまた俺にしたように距離とるの?流加知ってた俺は流加が好きだったずっと…』


私は流矢を見た切なそうに優しく笑う



流矢は私が流矢から離れようとしてたのも気づいてたんだね


『流矢私も流矢が好きだった…でも』



『わかってるよ…俺美和と付き合っている間にいつの間にか美和の事ほって置けなくなっててさ…寂しがり屋な癖に強がるし泣き虫な癖に笑ってばっかでさ…だから俺はもう流加のこと守る事は出来ない…でもお前は俺の大切な幼なじみだよ』



『ありがとう、私ね恋が…好きやっと気づいたのでも気づいたら怖くなった』



そういつの間にか恋が私の中でめちゃくちゃ大きな存在になってた


大切な大切な存在に



いつも思い出すのは恋の事ばかりだからこそ怖くなった側に居ることが


またいつか恋を苦しめてしまうんじゃないかって