流加は彼女に言う


『意味がわからない』


『そうよ私は別にあなたが悲しめばいいそれだけで男を変えてたんだから』



『ちゃんと待ってよ…俺たちが付き合った頃まだ俺は流加に会ってない』



そう元カノに言う


『それは…』



『まさか…本当は偶然だったんじゃないか?俺と流加が出会ったのは?』



『そうよでも結局あなたはいつも私よりこの女を優先させてたじゃない』



元カノはそう言った


なんとなくわかった


結局俺が流加に出会ってしまったことでまた元カノの復讐心を目覚めさせてしまったんだ



『ごめんな…でも俺はおまえのこと本当に好きだった』


好きだから付き合ったんだ


確かに流加に惹かれてしまったのは本当だ


だからきっと俺がさらに元カノを傷つけてしまったんだよな



『今さら遅いわよ』


元カノはそう言い崩れ落ちた



『ねぇもういいよ…疲れた…』


流加が力なく言う



『流加…おい流加』



流加の顔色がみるみるうちに悪くなり呼吸が早くなる



そしてその場に倒れ込む