dearest~最愛~

だってだってもうわけわからなくて…泣きそうなんだもん


そんな私のかわりに真琴さんがキレてた


もうだめ頭がついてかない


私は気づけば恋から逃げて居た


意味がわからない…だって恋の前に居たのは流矢の元カノだから


恋の学校を出て先生の車の前で私は座り込み泣いていた


何故だか涙が止まらなかった


『流加ちゃん大丈夫?』


そう言い追いかけて来たのは那珂でも蛍でも恋でもなく真琴さんだった


『あの女…恋の元カノなの』


真琴さんの言葉が私にさらに追い討ちをかける


『え?恋の腕掴んでたのが恋の元カノなんですか?』


『そうだよ…流加ちゃんは巻き込まれただけ大丈夫?』


『違う…何かおかしい…』


『え?』


だってあれは間違いなく流矢の元カノ、でもあれが恋の元カノで、意味がわからないなんで…どこかで複雑な線が絡まってるはず



もしかしたら私がすべての現況なんだろうか


いやきっとそうだと思ってた



『真琴さんまだみんなあそこに居ますかね』


そう聞いた


『多分居ると思う…那珂が多分キレてたから』


私はすぐにあの場所に戻った