dearest～最愛～

担任と職員室に行き5限目に居なかった理由を聞かれてしまった


『体調悪くなって屋上で休んでました』


そう誤魔化してみた


『そうかまあそういう時はちゃんと保健室に行きなさい…昨日も体調悪かったみたいだし大丈夫か？』


昨日休んだから担任は私の話しをそのまま納得してくれたみたいだった


『はい大丈夫ですよ』



『ならもう帰っていいぞ』


そう言い担任は笑った


てか私担任の名前知らないや



入学式で自己紹介してたけど聞いてなかったからまあいいか


なんて思いながら職員室を出た


でもあの担任誰かに似てるようなそんな気がしてちょっと気になった



そんな事を考えながら恋が待ってるかも知れないと靴箱に急ぐ


問題の彼女たちはどうやら素直に帰ってたみたいで助かった


靴を履き替えてたら声をかけられた


『流加ちゃん』


そこには昼間屋上で会った彼女が居た


『あ…沙菜ちゃん』


『今帰り？』


『うん』


『私は今からバイトなんだぁ～じゃあまたね』


そう言い沙菜ちゃんは走りながら笑顔で帰っていった


やっぱり凄く可愛いなぁ～