こうして龍先輩がマネジャーになることが決まった


まあ那珂は最後まで嫌だと言い続けたけど真琴さんに怒られて納得した



『じゃあ龍、よろしくな』


『はい、任せてください、絶対に損はさせません』


言葉の通り龍先輩はマネジャーとしてできる限りの事をしてくれた


高校三年の冬、龍先輩がマネジャーになって半年たった頃花菜が妊娠した


『龍には言わないで』


花菜が言う


『何言ってるの、言わないわけにはいかないでしょ』


私が気づいた時にはすでに三ヶ月を過ぎてた


卒業まで三ヶ月、、、私たちは神谷先生に相談した


先生は三ヶ月なら何も言わず卒業を迎えればいいと言ってくれた


だから学校側にバレないようにみんなで協力したんだ


『てか、龍先輩には言わなきゃダメだよ』


里奈が言う


『ダメ、今龍めっちゃ仕事頑張ってるんだよ、ずっと憧れだった恋さんたちと一緒に仕事出来てめっちゃ頑張ってるの、だから負担かけたくない』


花菜は泣きながら言う


『花菜、ごめんね、花菜の気持ちもわかるけど私は花菜には幸せになって欲しいんだだからちゃんと龍先輩と話そう、それにね私恋に隠し事は出来ないから』


そう花菜に話す