dearest~最愛~

だから俺は兄貴に提案する


『校長、飛ばそうぜ、そうすりゃ怖いもんないじゃん』


『恋何言ってるんだよ、無理に決まってるだろ』


『無理かどうかはやらなきゃわからないじゃん、てか兄貴に別れろ言った女潰すのもいいね』



『恋?さっきから無茶苦茶言ってないか?』


兄貴は不思議そうに言う


『いーや』


ライブ会場に着いた


楽屋に兄貴を連れて行く


『じゃあライブ前にサクッと作戦会議しますよ』



集まってるみんなに言う


『恋、お父さんオッケーだって、すぐに動いてくれるってさ』


そう言うから俺は笑う


『なあ、話しが見えない』


兄貴が言う


だから兄貴に説明した


流加の親父さんは結構顔が聞く


海外だけでなく日本でも色々と知り合いが居てプラス春香さんは学校関係者の知り合いが多い事をこの夏に日本に遊びに来た時に聞いて居たことを思い出したんだ


しかも流加の学校の理事長とも知り合いだった


だから流加の親父さんに頼んで流加の学校に多額の寄付と理事長に今回の事を話してもうことにしたんだ


『春香さんが理事長と話してくれるから来週先生一緒に学校に行こうね』


『春香さん帰国するのか?』


流加に聞く


『うん、久々に日本来る理由見つけたから飛んで行くって喜んでたよ』



相変わらず春香さんは流加が大好きなんだよな


何かあるたびに親父さん置いて日本に来てるんだよね


『おい、恋、いいのか?』


『なに?先生は反対なの?なんなら私が直接校長室行こうか?』


流加は言う