dearest~最愛~

兄貴は俺を見つめる


『兄貴、何があったんだよ?』


絶対に何かがあるそう思ったから聞いたんだ


『想羅と2人で居るとこを撮られた、それをある生徒が俺に見せてきた、想羅と別れるなら写真は公開しないって』



兄貴はそうゆっくり話し出した


『はあ?それで、はいそうですかって別れたのかよ?』


『違う、始めは別れずに済む方法をかんがえてたんだ、教師を辞めようかとか、でも想羅にもし俺が辞めたらどうするか聞いたら自分もやめるって言うんだよ、辞めれるわけないじゃんか、だからもう無視しようと思ってたら、、、』



『何があった?』


無視を決めた兄貴を追い込む何かがあったはずだ


『校長に呼ばれた、俺がある女子生徒と関係を持ってると噂を聞いたと、でもそれがどの生徒かわからない、写真も校長宛に届いてると言われてね、何も言えずに居たら、その生徒が、自分だと名乗り出たんだ』


兄貴はそう話す


『意味がわからないんだけど』


兄貴に聞き返す


『その生徒な、うちの学校に多額の寄付してんだよ、校長が彼女なら何も言えないみたいな感じでさ、彼女が校長に結婚を前提に考えてることだからとか言いやがって校長も信じちゃってさ、彼女が出て行ってから言われたよ、彼女ならいいと、ただし彼女と別れることがあれば彼女を怒らせることがあればその時は辞めてもらうってね』


兄貴は説明してくれた