車に行くと流加が居た


『流加俺が布団持つからそっちの小さい鞄持ってきな』


『ありがとう』


『流加…今日からよろしくな』


『うん…恋…ありがとう』


流加は布団を持つ俺の服の裾を持ちながら言う


『何改まって』


俺がそう聞くと照れながら流加は言ってくれた


『だって恋は私のヒーローだよ…暗闇から救ってくれた…でも私は何も出来ない…恋の為に何も出来ないから』


その照れた顔は本当に可愛くて仕方なかった



『流加じゃあ何があっても俺から俺らから離れないで…それが俺の願いだよ』



だからそう言って布団をもう一度車に置いて流加を抱き締めた



『離れないもん…でも彼女ができたらちゃんと教えてね』



そう言い俺から離れる流加


少し寂しかった叶わない恋を思い知らされた気がした


『バカ彼女なんて作る気ありません』


そういい頭を撫でて家に向かう


『もう待ってよ』


そう笑顔で言いながら流加は俺を追いかける


『待つよだからゆっくり来い転けるぞ』



そう笑顔で流加に言う