だって恋に出会ったから私はちゃんと前を見て進められたから


『そうね、やっぱり今だからなのよね、後悔するんじゃなくて、今だから出来ることを探さなきゃね、あのね、たまに日本に帰ろうと悠司さんとも話してるの、だからその時は一緒にいてくれるかな?』



『はい、もちろんです、私の大切な友達や仲間をお父さんや春香さんにも会わせたいからぜひお待ちしてますね』


『それは楽しみね、ねぇ流加ちゃんは悠司さんの籍に残るのよね?私ね実はまだ籍は入れてないの、あなたに確認してからにしたくて、私も家族になってもいいかな?母親とか思わなくていいの、ただ私も流加ちゃんと家族になりたいなって、ごめんなさいね、嫌なら嫌でいいのよ』


そう春香さんは私を真っ直ぐ見て言う



てかちょっとビックリしたまさかまだ籍を入れてないなんて、、、



一緒に住んでるし何処から見ても夫婦に見えるのに、確かにお父さんはパティーで春香さんを奥さんとは一言も話してなかったし、私を紹介する時も春香さんは一番後ろで笑顔で見守っていてくれた


『私は全然かまわないですよ、てか籍入れてくださいよ、お父さんを変えてくれたのは春香さんですよ、見ていてわかります、お父さんすごい幸せそうな顔してるんですもん』


春香さんは私の言葉に涙を浮かべた