side流加



皆と話してから今まだ私は彼らの住む家に居る



帰りたくないそんな気分だった


多分皆も気づいてる



『なあお腹空かない?』


蛍が言う



時計を見るともうすぐ夜9時を指すとこだった


『もうすぐ真琴くるから来たら作らせよう』


『真琴って?』



私の質問に那珂が笑顔で答える


『真琴は俺の彼女…多分流加も見たことあるよ』


『そうなんだじゃあ私帰った方がいいんじゃない』


少し寂しいけど私がここにいて那珂の彼女が嫌な思いしたら嫌だから


『てか帰る必要ないから…それに』



那珂が話してる途中



『こんばんわ野郎どもご飯作りに来たよ』


そうドアから声が聞こえた


『あ…』




『あ~流加ちゃんだぁ~会いたかったよやっと会えたぁ~』



私が声を出す前にそう言われて抱き締められた



この人が那珂の彼女?私めちゃくちゃ知ってます



だってだって…



『スタジオの受付のお姉さん?』



そういつも練習に行くスタジオにいつも居る受付のお姉さん