dearest~最愛~

私は先生を見た


『心配するな、飲んでないから未成年者ばかりで飲んでたらなに言われるか』



そう付け加えた



『いいのかな?恋に言わなくて』


恋を見ると楽しそうに騒いでる



『ほっとけ、大丈夫だろ、なんかあればヤバイけど、俺も行くからそれに想羅に伝えて出てれば問題ないだろ』



『じゃあお願いします、佐野さん歩はいいんですか?』


『連れて行っていい?』


『はい』



そうだよね、もうすぐ離れちゃうから一緒に居れる時間は大切にして欲しい



それから想羅にお兄ちゃんのお墓に行くことを伝えて佐野さんと歩と先生とライブハウスを出た



『流石にまだ寒いな』


先生が言う


『そうですね、でも確実に春は来てますよ』



『明は春になるといつも楽しそうだね』


歩が言う佐野さんは笑いながら話す


『春になるとね、悠との出会いを思い出すんだ』


『お兄ちゃんとのですか?』


『ああ、そうだよ、中1になったばかりの頃悠に出会って世界が変わったからね』


佐野さんはそう遠くを見て懐かしそうに話した



地元の中学ではなく親に言われて受験して入った付属の中学で二人は会い友達に親友になった


『多分俺はあの時悠に会ってなきゃ今でも親の言いなりだったよ』


『確かにあの頃の明はカッコ悪かったよね』


なんて歩が懐かしそうな思い出す