dearest～最愛～

そして結城に聞く


『二つ目は』


『二つ目は、大切な人を見失わないこと』


多分結城は歩ちゃんの事を言ってるのだろう



『それも大丈夫です、歩には今日ライブ前に告白しました、海外に行くことも話しました、歩はわかってくれましたよ、何があってももう離さないそう約束しましたから』


そう佐野さんは笑顔で歩ちゃんの方をみて話す



よかったちゃんと分かり合えたんだな


だって佐野さんの目には迷いなんてもう一つも見えないから



『じゃあ最後、これが一番大切かな、夢を最後まで諦めないと約束してください、あなたの夢は、、、』


結城が聞く



『俺の夢は世界一のカメラマンになることです、いつか俺の写真を世界の人に見てもらいたい、諦める気なんて全くないです、何があっても絶対叶えるんで約束します』


そう佐野さんは言った


『じゃあ問題ないね、あとのことは任せてください』


『はいお願いします』


結城と佐野さんは握手をした



『佐野さん、一緒に進みましよう、私もずっとお兄ちゃんが亡くなってから時間が止まってた、でも恋に会って、恋や那珂、蛍と出会えて時間が私の止まってた時間が動き出したの、でも一人だったら今でもまだ私の時間は止まってたと思うんだ、だから佐野さんも一緒に前に進みましよう』


流加が言う