dearest~最愛~

楽屋に戻りいつもの風景



『恋、お前は流加見過ぎ』



『あ、バレてた?』


『バレバレ、まあ、姫も恋見て微笑み過ぎだけどね』


『はぁーまあ、いいかお前らの関係なんてファンはみんないつかこうなることくらいわかってただろうからな』



なんて言われてしまう


『てか、そんなこと言いながら那珂だって真琴さんに目で合図してたでしょ?』


流加がすかさず那珂に言う



『あ、バレてたか』


『うん、蛍も沙菜にわかるようにドラムアレンジしてたしね』


なんてニヤニヤ言う流加



『マジか、俺気づかなかったわ』


『恋は鈍感なんです』


なんて流加に言われてしまう



『てか、姫にはみんな敵わないな』


蛍がしみじみ言うから那珂と二人で頷いた


『まあね、誰のバンドだと思ってるんですか?なんて嘘、ありがとう、私ね恋と那珂と蛍だから安心して前だけ見てファンだけみて歌えるの、だからこれからもよろしくお願いします』



『流加、何改まってるの?当たり前だろうちのボーカルはお前しか居ないそうだよな恋』


『ああ、そうだよ』



『姫なら俺らの全てを任せれるからね』



なんて改めて仲間のよさを確認しあった