そんな歩に想羅が言う


『歩の恋、応援してるからね、泣きたくなったら胸貸すからいつでもいってね』



それを聞いて三人で笑った


みんながそれぞれの色んな思いを抱えてるんだよね



私も今の気持ちを大切にしたいなって



そう思ったんだ



『本当先生と上手く行ってよかったね』


歩はしみじみ言う


『歩だって諦めないでよ、絶対に恋上手く行くって』



『うん、わたしも負けない、流加も二度と恋さん手放したらダメだよ』



『わかってるよ、絶対手放さないもん、てか恋が離してくれないから大丈夫だよ』



そう私が言うと二人は笑う



『なんか、昨日まで落ちてたのに急にのろけてますね』



『本当だよ、先生のがいいもん』



想羅が言う



『いや、明のが素敵だよ、なんたって夢追うカッコいい男なんで』



『はぁー言ってろ言ってろ』



『それなら恋と私は二人で夢に向かって走ってます』



『うわー本当なんか昨日までの流加におしえてやりたぃー』



なんてみんなでそんな話しばかりを繰り返し結局彼氏、好きな人自慢をしながら明日学校なことも忘れて話してしまった