想羅は照れながら続けた



『そうかな?一杯一杯だったよ、好きで好きでもうさ、先生とか生徒とか関係ないって思ったから、もう好きか嫌いかでいいじゃんって、そしたら先生笑いながら抱きしめてくれたんだ』




『うそ、凄いよ先生の心、想羅壊せたんだね』



『うん、それでね、言ってくれたの、まいったよって、先生が禁断だから内緒にしなきゃいけないって、それでも大丈夫かって、多分辛いこと苦しいことあると思うけど一緒に乗り越えるかって?』





『そうなんだ、想羅はなんて返事したの?』


『先生となら頑張れるって一緒に居れるなら、先生がそばに居るなら頑張れるって、そしたらじゃあ付き合うかって言ってくれたんだ』



『そっか、よかったね、協力でも相談でもなんでも聞くから話してね』


『うん、ありがとう、先生にね、言われたんだ、流加たちには付き合ってること話してもいいよって、相談とか悩みとかきいてもらえってさ、あと上手く利用させてもらうとも言ってたよ』


そう笑顔で言う想羅



『先生らしいね』


私は答えた


『うん、だから今はめっちゃ幸せ、ってごめん、歩が辛い時にこんな話しして嫌だよね、ごめんね』



想羅が歩を見て言う



『バーカ、流加にはなしたかったんでしょ?私たちはほら気づいた時に聞いたからさ、それにね改めて聞いてさ、なんか勇気もらったよ、そうだよね好きなものは好きなんだならしかたないじゃんね』


そう歩は笑う